『わたしドーナツこ』絵本原画展 終了しました 2016.11.27
『わたしドーナツこ』絵本原画展 at 8HATI、無事に終了しました。 ありがとうございました。 初めての大阪での展示、 また、発売から5年経っての原画展ということもあり、 「見に来てくれる人がいるのかしら?」と心配したり、 「でも、お店に来たお客さんがフラリと見てくれるかしら?」 と楽観したりを行ったり来たりでしたが、私が在廊した2日間、 原画展のためにわざわざ足を運んで下さる方々がいらして、 感激でした。
『わたしドーナツこ』を気に入って、何度も図書館で借りているという、 遠方の姪っ子ちゃんの代わりに来てくれた方や(『ドーナツこ』の真似を している写真を見せてもらえて、可愛すぎて幸せでした!)、 フロレスタ(ドーナツ屋さん)に行くたびに、 お店にある『ドーナツこ』を読んでくれていたというご家族、 発売当初から、ずっと大切にしてくれていた女の子や、 近所のパン屋さんで見つけて、気に入ってくれたというご家族…。 私が思っていたよりもずっと、沢山の嬉しい出会いがありました。
少し余談ですが、関西の方は、「友達にもDM配りましたよ!」とか、 「友達にも知らせておきますね!」と言って下さる方が多くて、 そして実際に人づてに来て下さる方もいて、 関西にほとんど知り合いのいない私には本当にありがたく、 土地柄だなぁ、と思いました。 東京では、そんなこと、あんまりないと思います。 良くも悪くも、ある程度の距離をとることが、平均的だと感じます。 そのことを話したら、すごくびっくりされました。 初対面でも距離が近くて、でも全然違和感がないのは、 きっとそれが、そこでは当たり前だからなんだろうな、と思いました。 『わたしドーナツこ』は、大人の方に、「子供に分かるの?」 と言われる事が、時々ありました。 私は、「分かります」と答えていましたし、そう信じていましたが、 実際どうなのかと言われると、そんなことは分からないのでした。 でも、ここ数年と今回の原画展で、小学1年生くらいの女の子に、 気に入ってもらえるケースが多いことが分かり、 私が信じていたことは、間違っていなかったと思えるように なりました。 小学1年生くらいといえば、主人公の〝なつこ〟と同じ年頃です。 その年頃の子供たちに気に入ってもらえる事は、 何よりのご褒美になりました。
「5年も経っているし」という心配は、 「5年経っているからこそ」の、嬉しい出会いに変わりました。 「本っていいな。絵本っていいな」と、素直に思いましたし、 そういう仕事に携われて、幸せだと思いました。 この原画展を企画して下さった、carbonの出来さんをはじめ、 関係者のみなさま、ご協力下さったみなさま、 ご来場頂いたみなさまに、心から感謝します。 また、イベントに合わせて素敵なドーナツモチーフを作って下さった、 ヒロタリョウコさんも、本当にありがとうございました。 そして、この流れでこんなお知らせをするのは、 なんとも心苦しく残念なのですが… 『わたしドーナツこ』は、版元で在庫切れとなりました。 ご購入頂いたみなさまのおかげで、 喜ばしいことではあるのですが、重版の予定が立っておらず、 今後は、入手するのが難しくなってくるかと思います。 ご購入をご希望の方がいらっしゃいましたら、 お早目に確保されることをおすすめします。 版元では、既に在庫切れの状態ですので、 書店や通販サイトの在庫のみとなっております。 書店の在庫がどのくらいあるのかは分からないのですが、 新刊ではありませんので、そんなに多くはないかと思います。 私の手元には、若干確保してありますので、 何かのイベントの際には、お出ししたいと思います。 重版は未定ですが、絶版ではありませんので、希望を捨てず、 復活を願いながら、新しい作品を作って行きたいと思います。
『わたしドーナツこ』を通しての出会いは、私にとって宝物です。 またお会いできますように。大阪にも、また行きたいです。 これからも、どうぞよろしくお願い致します。 ☆carbonでは、 『わたしドーナツこ』サイン本とヒロタさんのドーナツストラップ のセットを販売をして頂いています。クリスマスのプレゼントにぜひ☆
☆今回の原画展のきっかけになりました、 webマガジンkamakulaniの連載も、どうぞよろしくお願いします! |