『わたしドーナツこ』絵本原画展 終了しました 2016.11.27

20161127_1

『わたしドーナツこ』絵本原画展 at 8HATI、無事に終了しました。

ありがとうございました。

20161127_2

初めての大阪での展示、

また、発売から5年経っての原画展ということもあり、

「見に来てくれる人がいるのかしら?」と心配したり、

「でも、お店に来たお客さんがフラリと見てくれるかしら?」

と楽観したりを行ったり来たりでしたが、私が在廊した2日間、

原画展のためにわざわざ足を運んで下さる方々がいらして、

感激でした。

 

『わたしドーナツこ』を気に入って、何度も図書館で借りているという、

遠方の姪っ子ちゃんの代わりに来てくれた方や(『ドーナツこ』の真似を

している写真を見せてもらえて、可愛すぎて幸せでした!)、

フロレスタ(ドーナツ屋さん)に行くたびに、

お店にある『ドーナツこ』を読んでくれていたというご家族、

発売当初から、ずっと大切にしてくれていた女の子や、

近所のパン屋さんで見つけて、気に入ってくれたというご家族…。

私が思っていたよりもずっと、沢山の嬉しい出会いがありました。

 

少し余談ですが、関西の方は、「友達にもDM配りましたよ!」とか、

「友達にも知らせておきますね!」と言って下さる方が多くて、

そして実際に人づてに来て下さる方もいて、

関西にほとんど知り合いのいない私には本当にありがたく、

土地柄だなぁ、と思いました。

東京では、そんなこと、あんまりないと思います。

良くも悪くも、ある程度の距離をとることが、平均的だと感じます。

そのことを話したら、すごくびっくりされました。

初対面でも距離が近くて、でも全然違和感がないのは、

きっとそれが、そこでは当たり前だからなんだろうな、と思いました。

20161127_3

『わたしドーナツこ』は、大人の方に、「子供に分かるの?」

と言われる事が、時々ありました。

私は、「分かります」と答えていましたし、そう信じていましたが、

実際どうなのかと言われると、そんなことは分からないのでした。

でも、ここ数年と今回の原画展で、小学1年生くらいの女の子に、

気に入ってもらえるケースが多いことが分かり、

私が信じていたことは、間違っていなかったと思えるように

なりました。

小学1年生くらいといえば、主人公の〝なつこ〟と同じ年頃です。

その年頃の子供たちに気に入ってもらえる事は、

何よりのご褒美になりました。

 

「5年も経っているし」という心配は、

「5年経っているからこそ」の、嬉しい出会いに変わりました。

「本っていいな。絵本っていいな」と、素直に思いましたし、

そういう仕事に携われて、幸せだと思いました。

この原画展を企画して下さった、carbonの出来さんをはじめ、

関係者のみなさま、ご協力下さったみなさま、

ご来場頂いたみなさまに、心から感謝します。

また、イベントに合わせて素敵なドーナツモチーフを作って下さった、

ヒロタリョウコさんも、本当にありがとうございました。

20161127_4

そして、この流れでこんなお知らせをするのは、

なんとも心苦しく残念なのですが…

『わたしドーナツこ』は、版元で在庫切れとなりました。

ご購入頂いたみなさまのおかげで、

喜ばしいことではあるのですが、重版の予定が立っておらず、

今後は、入手するのが難しくなってくるかと思います。

ご購入をご希望の方がいらっしゃいましたら、

お早目に確保されることをおすすめします。

版元では、既に在庫切れの状態ですので、

書店や通販サイトの在庫のみとなっております。

書店の在庫がどのくらいあるのかは分からないのですが、

新刊ではありませんので、そんなに多くはないかと思います。

私の手元には、若干確保してありますので、

何かのイベントの際には、お出ししたいと思います。

重版は未定ですが、絶版ではありませんので、希望を捨てず、

復活を願いながら、新しい作品を作って行きたいと思います。

 

『わたしドーナツこ』を通しての出会いは、私にとって宝物です。

またお会いできますように。大阪にも、また行きたいです。

これからも、どうぞよろしくお願い致します。

20161127_5

☆carbonでは、

『わたしドーナツこ』サイン本とヒロタさんのドーナツストラップ

のセットを販売をして頂いています。クリスマスのプレゼントにぜひ☆

 

☆今回の原画展のきっかけになりました、

webマガジンkamakulaniの連載も、どうぞよろしくお願いします!