3月に発売予定の新刊絵本
「まちの ひろばの どうぶつたち」(あかね書房)は、
街を舞台にした、不思議な動物たちのお話だ。
お話のはじまりには、いつもきっかけがあって、
今回は、2013年のカレンダーの1枚だった。
販売用に私が作った物で、1ヶ月毎に、
小さな線画と短い文が入った、卓上カレンダー。
9月の動物たちを主人公にしたお話が書きたくなった。
背景はカラフルで、主人公は線だけのお話。
すぐに、時々思っていた事が、頭に浮かんだ。
外を歩いていると、時々、象なんていないのに、
象みたいな匂いがする事があって、
実は、見えない象が歩いているのかもしれないなぁ、
と思う事があるのだ。
その事と、9月の動物たちが結びついた。
お話が作れそうだと思った。
9月の動物たちと、街の中の象の匂いと、
それから子どもの頃のある出来事が加わって、
「まちの ひろばの どうぶつたち」が出来た。
子どもの頃のある出来事については、
また今度書こうと思う。
