お話のはじまりのお話1 2015.02.21
3月に発売予定の新刊絵本 「まちの ひろばの どうぶつたち」(あかね書房)は、 街を舞台にした、不思議な動物たちのお話だ。
お話のはじまりには、いつもきっかけがあって、 今回は、2013年のカレンダーの1枚だった。 販売用に私が作った物で、1ヶ月毎に、 小さな線画と短い文が入った、卓上カレンダー。
9月の動物たちを主人公にしたお話が書きたくなった。 背景はカラフルで、主人公は線だけのお話。
すぐに、時々思っていた事が、頭に浮かんだ。 外を歩いていると、時々、象なんていないのに、 象みたいな匂いがする事があって、 実は、見えない象が歩いているのかもしれないなぁ、 と思う事があるのだ。 その事と、9月の動物たちが結びついた。 お話が作れそうだと思った。
9月の動物たちと、街の中の象の匂いと、 それから子どもの頃のある出来事が加わって、 「まちの ひろばの どうぶつたち」が出来た。
子どもの頃のある出来事については、 また今度書こうと思う。 |