本当に嬉しい事があった時、
私は光の粒が見える(ような気がする)事があります。
例えば、初めて自転車に乗れた時、初めて逆上がりが出来た時、
初めて手紙をもらった時……。
周りの景色が輝いて見えるような、
お日さまの光が、いつもより明るく降り注いで見えるような経験が、
みなさんにもあるのではないでしょうか?
強烈に嬉しい気持ちは、一瞬で過ぎ去って行きます。
光の粒も、一瞬で消えてしまいます。
でもその光は、その時の情景を、写真のように焼き付けて、
記憶の箱の中に残してくれます。
だから、どんなに時間が経っても、その箱を開けさえすれば、
私たちはその写真を見る事が出来るのです。
たとえいつか、自分自身が消えてしまったとしても、
その写真はどこか宙を漂い、未来の見知らぬ誰かの夢の中に忍び込む、
なんて事もあるかもしれません。
だから私たちは、その誰かの為にも、
沢山の幸せな目に遭わなければいけないのです。
「てがみがほしいみつあみちゃん」は、きっと、
いつかの誰かの、幸せな記憶なのだと思います。
追伸
関係者のみなさん、応援して下さったみなさん、
身近なところで励まして下さった友人知人のみなさん、
本当にありがとうございました!
———————————————————————————-
「てがみがほしいみつあみちゃん」は月刊絵本です。
ご購入の方法は、下記をご覧下さい。
- 書店での取り扱いは、お取り寄せのみとなっております。
ご注文頂く際は、
チャイルド本社 おはなしチャイルド第489号(12月号)
『てがみがほしいみつあみちゃん』
作・絵 井上コトリ
と、ご注文下さい。 - Amazonなどのネットストアでも、ご注文いただけます。
- 経堂のハルカゼ舎さんで、12/2より、
特別に店頭販売をして頂けることになりました。
お近くの方は、ぜひご利用下さい。 - ハルカゼ舎さんのwebshopでも、ご購入いただけます。
———————————————————————————-
