私の4冊目の絵本「まちのひろばのどうぶつたち」が、
徐々にお店に並び始めたようだ。
写真は、昨日友人が送ってくれたもの。
この絵本は、自分が今まで書いた中で、
1番明るくて優しいお話になったと思う。
よくよく考えると、なかなかに切ないお話なのだけど、
なぜか明るく、どこか呑気さすら漂っているのは、
主人公の動物たちが、ひたすら光の方を、
見続けていたからだと思う。
どんな時でも、例えば真っ暗闇の中にいるような時でも、
小さな光さえあれば、完全にしょぼくれてしまう事なんて、
きっとない。
もしも光が見つからないような時でも、
それを探そうとする心は、光そのものだ。
なぜならその光というのは、自分と自分以外の世界を繋ぐ、
穴から洩れてくるものだからだ。
穴は、どこにだってきっとあける事が出来るし、
大きくする事だって、きっと出来るのだ。
ひたすら光を見ていたつもりが、
実は自分自身が小さな光になっている事だって、
きっとある。
私たちの世界は、そういう無数の小さな光で、
照らされているのだと思う。
でも、その光を誰が作っているのかは、
誰も知らないのかもしれない。
この絵本を一緒に作って下さった、
編集の榎さんと、デザイナーの郷坪さん。
本当にありがとうございました!
中でも、タイトル文字を作っていただいた事、
表紙の質感を、私の希望を叶えていただいた事に、
大変大変大変!感謝しています。
「まちのひろばのどうぶつたち」
沢山の人に(小さな人にも大きな人にも)、
末永く、読んでもらえますように。
