「てがみがほしいみつあみちゃん」、見本が届いた!
10月末か11月頭になると伺っていたから、びっくり嬉しい。
発行は12月なので、もう少し先。
担当さんに、「編集部では好評です」と言ってもらえて、
少しほっとした。
あとは、子どもたちやそのお母さん、保育士さんたちが、
楽しんでくれるといいのだけど…
こればかりはもう分からないから、ドキドキ過ごすしかない。
「みつあみちゃん」の作業が落ち着いてから、
しばらく時間はあったのだけど、
出来上がりまでは、何となくそわそわ落ち着かなくて、
ここ1ヶ月ほど、だいぶのんびりと過ごした。
散歩をしたり、お茶をしたり、ごはんを作ったり食べたり、
気ままに落書きをしたり。
自分が何者でもない感覚は、気楽でもあり、不安でもあり、
どこか寂しくもあり、始終フワフワとした不思議な感じだった。
次の本は、タコが主役ののんびりとした世界の話。
舞台は、海じゃなくて山。
この間、担当さんと打ち合わせをした時、
私は売れっ子でもないのに、生意気に疲れていて、
スケジュールについて、のらりくらりとしていたら、
「井上さんのペースで大丈夫だから」と言って下さって、
なんて優しい人なんだろう。
今思うと、申し訳ない。
気力体力が復活してきて、頭の働きが戻ってきたら、
自分は本当に恵まれているなぁ、と思った。
「みつあみちゃん」も出来上がって、
頭も切り替わってきたから、またがんばりたい。
来年の初夏には出版出来るといいな。
美味しい山の空気がもれてくるような、いい本にしたいな。
タコのお話とは別に、自分にはどうしても本にしたい
物語があって、(大げさな表現だけど)死ぬまでに
本にしたいなぁ、とずっと思っている。
暗いし、こわいし、悲しい話だから、
なかなか難しいと思うけど、最後はすごく希望があって、
自分が子供の頃に読んだら、きっと気に入っただろうと思う。
がんばっていれば、いつか本にできるかな?
のんびりはこれでおしまい。
今日からまたがんばろう。









