みつあみちゃんの店頭販売終了しました 2016.02.08

20160208

「てがみがほしいみつあみちゃん」の店頭販売、

1月末に終了しました。

普段より、お求めづらい絵本をお買い上げ頂いた皆さま、

本当にありがとうございました。

また、月刊絵本を特別に店頭販売して下さったハルカゼ舎さん、

本当にお世話になりました。

私の五月雨式の発注に応じて下さった編集担当の加藤さんも、

本当にお世話になりました。

関わって頂いた皆さまに、励まされた2ヶ月間でした。

みつあみちゃんを発表出来て、とても幸せです。

 

店頭販売は終了しましたが、書店でのお取り寄せは、

引き続きしていただけます。

お取り寄せいただく際は、

チャイルド本社 おはなしチャイルド第489号(12月号)
『てがみがほしいみつあみちゃん』
作・絵 井上コトリ

と、ご注文下さい。

(☆ハードカバーの絵本ではありません。定価は380円です。)

 

今は、次の絵本の準備をしています。

もうすぐ本制作に入れそうです。

次は、今までのポップな雰囲気ではなくて、

優しくて素朴な雰囲気の絵本です。

ペンで描いた線画を元に、透明水彩で淡く着色するという、

私にとっては新しい試みになります。

絵本としては、多分1番メジャーな手法だと思うのですが、

シンプルなだけに、全く誤摩化しがききません!

予想はしていたものの、それを実感する日々です。

今までは、

「ラフで7割・着色で完成」、というイメージで制作していましたが、

今回は、「ラフが10割・着色は+α」というイメージです。

この試作をするようになってから、絵の見方が変わってきました。

今までは、テクスチャーのあるものに、

どこかコンプレックスを感じていたのですが、

骨を見るようになったというか、

そういうものへの引け目というものは、

あまり感じなくなってきました。

比べるものではないという事が、頭ではなくて、

お腹の底から分かったのだと思います。

それと同時に、今までは、ただ何となく好きだった絵の、

好きな理由がはっきりと分かって、

より尊敬をもって見るようになりました。

私も、いい骨を描きたいです。

 

何だか長くなってしまいましたが、

いつもと違う描き方をしようというきっかけを与えてくれた、

今回の編集担当さんに、とても感謝しています。

いい絵本にしたいです。