7月のカレンダー 2015.07.04

20150704

20150704

7月のカレンダーは船。

海の日にちなんで、船。

 

子どもの頃、親戚の家に行くために、

よくフェリーに乗せられた。

私はその頃から、最悪の事態ばかり想像する癖があって、

沈没するかもしれない、と恐くて仕方がなかった。

父親は、子どもは船ではしゃぐものだ、

と思い込んでいる風だったが、イヤで仕方がなかった。

沈没対策として、普段から、

暇さえあれば、人知れず息を止める練習をしていた。

長く止められないので、まずいと思っていた。

船に乗ると、よくわからないくせに、神様仏様…と念じていた。

大嫌いな水泳教室にも我慢して通った。

水の中で、仰向けになってお腹を上に突き出すと、

浮けるという事が分かって嬉しかった。

もし沈没したら、これをやれば助かる、と思って嬉しかった。

そんな差し迫った理由があって、

運動は苦手なくせに、水泳だけは出来るようになった。

雨で足止め 2015.05.28

20150528

20150528

月刊絵本の試作をしている。

先月末に、ラフのOKをいただいたものだ。

予定通りに進んでいて、なかなか調子が良いぞ!と思っていたら、

雨で足止めをくらった。

 

雨といっても、外で絵を描くわけでもなし、

お天気の雨ではなくて、絵の中の雨の事だ。

自分が想定していた、涙っぽい感じで描いたら、

ワイワイ賑やか、何やら愉し気な雰囲気になってしまって、

びっくりした。

単体でみると、シトシト雨なんだけどなぁ。

絵の世界観との相性なのかな?

色を変えてみたり、太さを変えてみたり、

密度を変えてみたり…

 

散々悩んで、ラフの時にラフに入れていたザーザー雨が、

寂し気な感じで、意外としっくりきた。

考え過ぎないで描いたものが、正解なのかもしれない。

けど、ひとまず候補を絞って、先を進める事にした。

一通り描き終えたら、分かる事があるかもしれない。

 

それにしても、雨に予定の倍以上かけてしまった。

4日間の遅れだ。

ブログを書いている場合ではないんだけど、

点々点々と雨を描き過ぎたせいで、

親指が腱鞘炎?みたいな事になってしまって、痛い痛い。

気持ちは焦るけど、悪化すると後から大変らしいので、

湿布を貼ってちょっと休憩している。

 

写真は、ひたすら雨を描き比べているところ。

5月のカレンダー 2015.05.01

20150501

20150501

5月は男の子。

端午の節句にちなんで、男の子。

 

幼稚園の頃、

園で食べた、餡の入っていない“ちまき”が

美味しくて美味しくて、家に帰ってから、

母にねだって探してもらった事があった。

結局見つからなかったんだけど、

あれは何だったんだろう?

子どもの頃は、餡が好きじゃない子が多いから、

幼稚園用に作られたものだったのだろうか?

当時は私も餡があまり好きじゃなくて、

それでそのちまきを気に入ったのだ。

今は勿論、餡も好きだけど、

あのちまき、やっぱりもう1度食べたいな。

初めての 2015.04.29

20150429

20150429

月刊絵本のラフのOKを頂く。

私にとって、初めての月刊絵本。12月号だ。

7月中にアップの予定。

区切りがよいので、5月1日から着色に入ろうと思う。

今は、ドキドキしながら、全体の色の感じを考えたりしている。

 

今回の物語は、「わたしドーナツこ」よりもっと前に、

初めて考えた絵本の物語だ。

夜間の専門学校に通っていた頃、

本の表紙を描いてみましょう、という課題があって、

好きな本の表紙でもいいし、架空の本の表紙でもいい、

という事だったので、私は架空の本の表紙を描いた。

タイトルは、「手紙がほしい女の子のお話」。

それが、今回の絵本の始まりだった。

その時はぼんやりとしていて、表紙以外は形にならなかったし、

そもそも自分が絵本を作るようになるなんて、

思ってもいなかったけれど、

いいところに流れて、こんな機会を与えてもらえて、

幸運な物語だな、と思う。

主人公が、ものすごく意志の強い女の子だから、

物語も意志が強いのかもしれない。

タイトルは、少し変わって、

「てがみがほしい みつあみちゃん」とした。

 

今回の編集者さんは、

「わたしドーナツこ」の出版を決めて下さった編集長さんに、

私を紹介して下さった方だ。

だから、大変な恩人という事になる。

その人に、自分が初めて考えた物語を担当して頂くというのは、

なんというか、意味があるような気がしてしまう。

何度もお会いした事はあるし、数人で食事をした事もあって、

楽しい人だという事は知っていたのだけど、先日2人で食事をしたら、

思っていた以上に愉快な人だという事がわかって嬉しい。

これから、本当に楽しみだ。

 

幸せのこと。切なさのこと。一瞬のこと。永遠のこと。

それから、光の粒のこと。

20代前半だった私が、思っても形にできなかったもの。

今の自分が、頑張って形にしたいと思う。

いいものにしたいな。

次の準備 2015.04.21

20150421

20150421

「まちのひろばのどうぶつたち」発売から、1ヶ月程経った。

時々、友人知人が感想を書いてくれるのが、とてもありがたい。

身分を明かした上で何かを書くという事は、

実はすごく大変な事だし、

特に、知人が作った物に対して何かを書くという事は、

とても気を遣うものだ。

「ありがとう」としか言えないけれど、

本当に本当にありがとう、と思っている。

 

今は、次の絵本の準備をしている。

次は、月刊絵本の12月号。

私にとって、初めての月刊絵本だ。

市販の絵本は、大まかなラフを確認してもらって、

細かい部分はお任せしてもらう感じだったけれど、

月刊絵本は、ラフの確認が丁寧な印象。

大まかなラフはもう確認してもらったのだけど、

下絵に近い状態のラフを、今確認してもらっている。

きっと、色んな子が見るからだろうな。

 

待っている間に、溜まりに溜まった見本誌や原画やラフの整理。

写真は、ようやくファイリングした「かきたいな かきたいな」の

スケッチやら習作やら。

今週中に、すっきりさせるのが目標。

すずちゃんのお手紙 2015.04.05

20150405

20150405

前回の記事「4月のカレンダー 2015.04.01」にも

登場した、小学生の女の子、すずちゃん。

 

すずちゃんは、オレンジページ「もぐもぐさん」で

お世話になった、料理家のHikaruさんのお子さん。

私の新しい絵本が出ると、お手紙をくれる。

 

「ドーナツこ」「ちいさなぬま」「かきたいな」、

それぞれの絵を描いてくれた。

いつも本当に嬉しくて、元気が出る。

落ち込んだ時は、すずちゃんのお手紙を見ると、

またがんばろうって思える。

 

新刊「まちのひろばのどうぶつたち」の絵も描いてくれた。

今回は、シンプルな線画に、開いた時の仕掛けも!

きっと、透明な動物たちに合わせてくれたんだろうな。

ありがとう、すずちゃん。

すずちゃんとHikaruさんに、会いたいな。

 

最近、久しぶりに会った友達に、

「うちの子が、『かきたいな かきたいな』を

すごく読んでるよ!」

って教えてもらった。

ものさしの事を、シュパシュパって呼んでるみたい。

2歳の男の子。可愛いな。

 

それとほぼ同時期に、絵本を置いてくれている

近所のごはん屋さんの人が、

「この前来たお客さんが、『かきたいな かきたいな』を見て、

これ、うちの子が好きな本です、って言ってましたよ〜」

って教えてくれた。

 

「かきたいな かきたいな」が刊行されて、ちょうど1年。

こんな話が聞けて、すごく嬉しい。

最初の反応は気になるけれど、

だんだんと、少しずつでも、

この本が好きって思ってくれる人が、増えた方が楽しい。

1年目より、2年目。2年目より、3年目。

そんな風に、増えていくといいな。

4月のカレンダー 2015.04.01

20150401

20150401

4月はネギ坊主。

(8月の誰かさんの顔が入ってしまった!)

 

可愛い蝶々は、小学生の女の子、

すずちゃんが作ってくれたもの。

 

すずちゃんのお家では、

私のカレンダーと一緒に、

蝶々を飾ってくれているみたい。

嬉しいな。

 

私も真似して飾ってみた。

ネギ坊主に蝶々が寄って来たみたい。

 

実際はどうなんだろう?

蝶々は、ネギ坊主、好きなのかな?

ネギ坊主、ネギくさいからなぁ。

あんまり好きじゃなさそう。

発売 2015.03.11

20150311

20150311

私の4冊目の絵本「まちのひろばのどうぶつたち」が、

徐々にお店に並び始めたようだ。

写真は、昨日友人が送ってくれたもの。

 

 

この絵本は、自分が今まで書いた中で、

1番明るくて優しいお話になったと思う。

 

よくよく考えると、なかなかに切ないお話なのだけど、

なぜか明るく、どこか呑気さすら漂っているのは、

主人公の動物たちが、ひたすら光の方を、

見続けていたからだと思う。

 

どんな時でも、例えば真っ暗闇の中にいるような時でも、

小さな光さえあれば、完全にしょぼくれてしまう事なんて、

きっとない。

 

もしも光が見つからないような時でも、

それを探そうとする心は、光そのものだ。

 

なぜならその光というのは、自分と自分以外の世界を繋ぐ、

穴から洩れてくるものだからだ。

穴は、どこにだってきっとあける事が出来るし、

大きくする事だって、きっと出来るのだ。

 

ひたすら光を見ていたつもりが、

実は自分自身が小さな光になっている事だって、

きっとある。

 

私たちの世界は、そういう無数の小さな光で、

照らされているのだと思う。

 

でも、その光を誰が作っているのかは、

誰も知らないのかもしれない。

 

 

この絵本を一緒に作って下さった、

編集の榎さんと、デザイナーの郷坪さん。

本当にありがとうございました!

中でも、タイトル文字を作っていただいた事、

表紙の質感を、私の希望を叶えていただいた事に、

大変大変大変!感謝しています。

 

「まちのひろばのどうぶつたち」

沢山の人に(小さな人にも大きな人にも)、

末永く、読んでもらえますように。

3月のカレンダー 2015.03.06

2015.03.06

2015.03.06

新しい絵本が完成して、気もそぞろでいたらしく、

3月のカレンダーの事を、すっかり忘れていた。

 

3月は女の子。

もう終わってしまったけど、

ひな祭りにちなんで女の子。

 

そういえば、2月のカレンダーを、

ニンニクだと思っていた人がいたらしい。

「う◯ち?」

とは、時々言われたけれど、

ニンニクは初めてだった。

個性派だと思った。